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2012年のドラマ [ドラマレビュー]

TermTitleKey StationCastScriptC.D.RatingMy Rating
1ラッキーセブンフジテレビ松本潤、瑛太早船歌江子佐藤信介15.59%☆☆☆☆
ストロベリーナイトフジテレビ竹内結子、西島秀俊龍居由佳里佐藤祐市15.39%★★★★★
ハングリー!関西テレビ向井理、瀧本美織大森美香本橋圭太12.68%★★★☆☆
タイトロープの女NHK池脇千鶴、高岡早紀金子ありさ梛川善郎5.18%★★★★
大地のファンファーレNHK(BS)高良健吾山本むつみ陸田元一-★★☆☆☆
本日は大安なりNHK優香西荻弓絵渋谷未来4.13%★★★☆☆
聖なる怪物たちテレビ朝日岡田将生、中谷美紀荒井修子藤田明二7.77%★★★☆☆
最後から二番目の恋フジテレビ小泉今日子、中井貴一岡田惠和宮本理江子12.36%★★★★★
とんびNHK堤真一羽原大介梶原登城8.10%★★★★★
キルトの家NHK山﨑努、松坂慶子山田太一本木一博6.95%★★★★★
運命の人TBS本木雅弘、松たか子橋本裕志土井裕泰12.04%★★★★
妄想捜査テレビ朝日佐藤隆太、桜庭ななみ森ハヤシ小泉徳宏5.45%★★★☆☆
贖罪WOWOW小泉今日子黒沢清黒沢清-★★★★★
分身WOWOW長澤まさみ田辺満永田琴 -★★★★
2リーガル・ハイフジテレビ堺雅人、新垣結衣古沢良太石川淳一12.47%★★★★★
はつ恋NHK木村佳乃、伊原剛志中園ミホ井上剛8.46%★★★★★
クレオパトラな女たち日本テレビ佐藤隆太、稲森いずみ大石静岩本仁志7.77%★★★☆☆
Wの悲劇テレビ朝日武井咲、桐谷健太寺田敏雄片山修9.09%★★☆☆☆
もう一度君に、プロポーズTBS竹野内豊、和久井映見桐野世樹村上正典8.62%★★★★
都市伝説の女テレビ朝日長澤まさみ、溝端淳平後藤法子秋山純9.73%★★★☆☆
3浪花少年探偵団TBS多部未華子吉田紀子清弘誠6.13%★★★☆☆
リッチマン,プアウーマンフジテレビ小栗旬、石原さとみ安達奈緒子西浦正記12.40%★★★★
息もできない夏フジテレビ武井咲、江口洋介渡辺千穂河野圭太9.79%★★☆☆☆
つるかめ助産院NHK仲里依沙水橋文美江佐々木章光8.12%★★★★
眠れる森の熟女NHK草刈民代篠﨑絵里子渡邊良雄6.44%★★★★★
トッカン-特別国税徴収官-日本テレビ井上真央、北村有起哉いずみ吉紘水田伸生10.50%★★★☆☆
東野圭吾ミステリーズフジテレビ中井貴一河毛俊作8.42%★★★★
薄桜記NHK(BS)山本耕史、柴本幸ジェームス三木清水一彦-★★★★
負けて、勝つNHK渡辺謙坂元裕二柳川強8.46%★★★★
サマーレスキューTBS向井理、尾野真千子秦建日子日比野朗10.06%★★☆☆☆
4遅咲きのヒマワリフジテレビ生田斗真、真木よう子橋部敦子石川淳一9.25%★★★☆☆
 ゴーイング マイ ホーム関西テレビ阿部寛是枝裕和是枝裕和7.89%★★★★★
恋するハエ女NHKミムラ、筧利夫大島里美福井充広4.13%★★★☆☆
猿飛三世NHK(BS)伊藤淳史金子成人石塚嘉-★★★☆☆
償いNHK(BS)谷原章介旺季志ずか源孝志-★★★☆☆
高校入試フジテレビ長澤まさみ湊かなえ星護6.89%★★★★★
そこをなんとかNHK(BS)本仮屋ユイカ今井雅子片岡敬司-★★★★
ヒトリシズカWOWOW夏帆青島武平山秀幸-★★★★★
 ※ 脚本担当者が複数いる作品については、トップクレジットを表記している。※ 視聴率は全話の加重平均(ビデオリサーチ社、関東地区)。

【 総評 】 今年のテレビドラマを振り返ると、4月期に放送された『リーガル・ハイ』のインパクトが強烈で、本年を代表する作品は早々に決まったと思い込んでいたのですが、これを凌駕するドラマが出現しました。昨年も年末に『家政婦のミタ』が猛追しましたけど、結局『鈴木先生』の方を高く評価したという経緯がありました。しかし今年は『ゴーイング マイ ホーム』が圧倒的なクオリティで大逆転ということになります。こうやって並べてみると、毎クール大好きなドラマがしっかりとあって、全体的にドラマを楽しめた1年となりました。受賞にいたらなかった中では、『リッチマン,プアウーマン』『眠れる森の熟女』『都市伝説の女』が好きでした。それと今年はWOWOWのドラマを初めて真剣に観ました。黒沢清監督と平山秀幸監督といった一流の映画監督の作品をがっつりと観られたのも嬉しいし、民放キー局が作るヘタなドラマよりも確実に面白いですから、来年もチェックしていかなければなりません。

個別の寸評は各クールのレビューもご覧ください。左の数字をクリックすると新しいウィンドウが開きます。 

ジャニスカ的最優秀作品賞
  ゴーイング マイ ホーム
(関西テレビ=テレビマンユニオン)
 
 <優秀作品賞>
『リーガル・ハイ』
(フジテレビ=共同テレビ)
『最後から二番目の恋』
(フジテレビ)
『はつ恋』
(NHK)
『ストロベリーナイト』
(フジテレビ=共同テレビ)
 

【 作品 】 『リーガル・ハイ』は強烈な社会風刺を込めた傑作リーガルコメディ。『最後から二番目の恋』はピンポイントな世代にスポットライトを当てたリアルコメディとでも言えばいいのでしょうか。こちらも作り手の自虐ともとれる風刺が込められたドラマだったかもしれません。この2作品を見ていると、まだまだまったくの新しい形のドラマを生み出すことは可能なんだということを思い知らされます。『はつ恋』は対照的に古典的なテーマでしたけど、生々しさと美しさの両面表現に成功した傑作ラブストーリーでした。警察組織を徹底的にリアルに描いた『ストロベリーナイト』は、既成の刑事ドラマの枠を飛び越え、主人公の内面を深くえぐる傑作ヒューマンドラマでした。

ジャニスカ的最優秀監督賞
 是枝裕和
(テレビマンユニオン/『ゴーイング マイ ホーム』)
 
 <優秀監督賞>
佐藤祐市
(共同テレビ/『ストロベリーナイト』)
宮本理江子
(フジテレビ/『最後から二番目の恋』)
星護
(共同テレビ/『高校入試』)
石川淳一
(共同テレビ/『リーガル・ハイ』『遅咲きのヒマワリ』)
 

【 演出 】 共同テレビの人材の豊富さに改めて驚く。佐藤祐市監督は、来年、映画『ストロベリーナイト』が封切られます。ほぼ全編で雨を降らせるという前代未聞の演出がすでに話題になっています。実は映画『鈴木先生』と同じぐらい楽しみにしていました。

ジャニスカ的最優秀脚本賞
 是枝裕和
(『ゴーイング マイ ホーム』)
 
 <優秀脚本賞>
古沢良太
(『リーガル・ハイ』)
岡田惠和
(『最後から二番目の恋』)
中園ミホ
(『はつ恋』)
湊かなえ
(『高校入試』)
 

【 脚本 】 今年はオリジナル脚本だった古沢良太さんですが、昨年の『鈴木先生』に続いて惜しくも受賞を逃しました。でも一流の映画監督がテレビドラマに進出してきたらどうしてもこういうことになっちゃいますよ。来年は新春に映画『鈴木先生』(河合勇人監督)が封切られるほか、『探偵はBARにいる2』(橋本一監督)、『少年H』(降旗康男監督)と映画作品が続々と控えています。舞台の脚本なども手がけておられるようですが、やっぱりオリジナルのドラマ作品が待望されます。岡田惠和さんは来期、『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ)が楽しみです。中園ミホさんは相変わらずのヒットメーカーぶりを発揮していますねぇ。『ドクターX』(テレビ朝日)は観なかったのですが、『はつ恋』(NHK)は本当に心に染みるいいドラマでした。湊かなえさんはこれに味をしめて脚本家としての活躍も期待したいところです。

ジャニスカ的最優秀主演男優賞 ジャニスカ的最優秀助演男優賞
堺雅人
(『リーガル・ハイ』)
 綾野剛
(『クレオパトラな女たち』『リッチマン,プアウーマン』)
<優秀主演男優賞>
阿部寛
(『ゴーイング マイ ホーム』)
中井貴一
(『最後から二番目の恋』)
本木雅弘
(『運命の人』)
竹野内豊
(『もう一度君に、プロポーズ』)
 <優秀助演男優賞>
生瀬勝久
『ストロベリーナイト』『リーガル・ハイ』)
井浦新
(『リッチマン,プアウーマン』)
西島秀俊
(『ストロベリーナイト』)
長谷川博己
(『聖なる怪物たち』『運命の人』)

【 男優 】 堺雅人さん(『リーガル・ハイ』)の主演男優賞は揺るぎませんでした。とんでもないキャラクターを作り上げたものです。綾野剛くんは、ほぼ『クレオパトラな女たち』におけるゲイ役を評価したものです。

ジャニスカ的最優秀主演女優賞 ジャニスカ的最優秀助演女優賞
小泉今日子
(『贖罪』『最後から二番目の恋』)
 宮﨑あおい
(『ゴーイング マイ ホーム』)
<優秀主演女優賞>
竹内結子
(『ストロベリーナイト』)
木村佳乃
(『はつ恋』)
夏帆
(『ヒトリシズカ』)
長澤まさみ
(『分身』『都市伝説の女』『高校入試』)
  <優秀助演女優賞>
和久井映見
(『もう一度君に、プロポーズ』)
真木よう子
(『運命の人』『遅咲きのヒマワリ』)
柴本幸
(『薄桜記』)
新垣結衣
(『リーガル・ハイ』)

【 女優 】 『贖罪』はつい最近DVDで視聴したのですが、実は今年一番衝撃を受けた作品です。小泉今日子さんが『最後から二番目の恋』のハイテンションな役とは正反対の、クールというよりも冷徹なお芝居をしていて、やっぱりすごい女優さんだと思いました。宮﨑あおいちゃんは、もうバレてるとおもいますけど、大好きなんですよ(^^;。でもそういう私情を冷静に差し引いたとしても、確信を持って彼女のお芝居を高く評価することができます。

来年1月クールの連続ドラマの期待度ランキングは、できるだけ早い時期にアップしたいと思っています。今年も1年間、私のレビューとツイートにお付き合いいただきありがとうございました。来年もいい映画、いいドラマに巡り合えることを願いつつ・・・それでは皆様よいお年をお迎えくださいませ。。。

関連記事 : 2012年第4四半期のドラマ (2012-12-30)
2012年第3四半期のドラマ (2012-09-30)
2012年第2四半期のドラマ (2012-06-30)
2012年第1四半期のドラマ (2012-03-29)
2011年のドラマ (2011-12-31)
2010年のドラマ (2010-12-31)


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2012年第4四半期のドラマ [ドラマレビュー]

2012年の第4クール、私が最後まで視聴したドラマの一覧と評価です。
『結婚しない』(フジテレビ)と『TOKYOコントロール』(フジテレビ)は途中で観るのをやめました。
作り手の底の浅さが見えたのと、どこかで見たようなエピソードの羅列でしかなかったからです。
『ゴーイングマイホーム』(関西テレビ)がすごすぎて、そんなものに3ヶ月も付き合うのがバカらしくなったということもあります。

TermTitleKey StationCastScriptC.D.RatingOwn Rating
4遅咲きのヒマワリフジテレビ生田斗真、真木よう子橋部敦子石川淳一9.25%★★★☆☆
ゴーイング マイ ホーム関西テレビ阿部寛、山口智子是枝裕和是枝裕和7.89%★★★★★
恋するハエ女NHKミムラ、筧利夫大島里美福井充広4.13%★★★☆☆
猿飛三世NHK(BS)伊藤淳史、水川あさみ金子成人石塚嘉-★★★☆☆
償いNHK(BS)谷原章介旺季志ずか源孝志-★★★☆☆
高校入試フジテレビ長澤まさみ湊かなえ星護6.89%★★★★★
そこをなんとかNHK(BS)本仮屋ユイカ今井雅子片岡敬司-★★★★
ヒトリシズカWOWOW夏帆青島武平山秀幸-★★★★★
 ※ タイトルを一部省略して表記している作品がある。 ※ 脚本担当者が複数いる作品については、トップクレジットを表記した。
※ 視聴率は全話の加重平均値(ビデオリサーチ社、関東地区)。

ジャニスカ的最優秀作品賞
 『ゴーイング マイ ホーム』
(関西テレビ=テレビマンユニオン)
 
 <優秀作品賞>
『ヒトリシズカ』
(WOWOW=日活)
 

【 作品 】 視聴した人の絶対数が少ないらしいので、広く共感は得られないのかもしれませんが、『ゴーイング マイ ホーム』(関西テレビ=テレビマンユニオン)は万人の心に響くテーマ設定と他作品を圧倒するテーマ表現で本年を代表するドラマとなりました。昨年の『鈴木先生』(テレビ東京=アスミック・エース)とまったく同じ現象ですね。来年は主要なテレビ賞受賞のニュースが次々と飛び込んでくることでしょう。『ヒトリシズカ』(WOWOW=日活)は、こちらも観た方は多くないかもしれませんが、ほとんど映画と同等のクオリティでした。映画のスタッフが手がけているので当然なんですけど、なんとも贅沢なドラマでした。単純にストーリーの面白さということで言えば、『ゴーイングマイホーム』を凌駕していたかもしれません。次点は『高校入試』(フジテレビ=共同テレビ)です。実は湊かなえさんの作品を立て続けに見すぎて、物語の結末にあまり驚かなくなっている自分がいます。仮にこれが湊かなえさんの処女作で、先入観がなかったとしたら大絶賛だったかもしれません。

ジャニスカ的最優秀脚本賞
 是枝裕和
(『ゴーイング マイ ホーム』)
 
 <優秀脚本賞>
湊かなえ
(『高校入試』)
 

【 脚本 】 『ゴーイング マイ ホーム』の脚本については、改めて当該レビューをお読みいただきたいのですが、何度も申しますように、まずテーマ設定が本当に素晴らしいですよね。クーナというモチーフの存在が抽象的なテーマに「実体」を与えていた点も並みの発想ではありません。主人公の夢の中にクーナを登場させてしまうというのもすごい作劇法だと思います。それと何気ない日常会話によって巧みに進行するストーリーと、その日常会話の中に、内容はもちろん、語尾や語感、言い回しなどを通じてあらゆる人間関係を織り込んでいる点もレベルの高い脚本でした。主人公と姉の口げんかには毎回笑わせてもらいました。第1話のモンブランのくだりが大好きなんだよなぁ。『高校入試』の脚本もハイレベルでした。ミステリーの要素が視聴者を最後まで引きつけたし、犯人探しの中で次第に高校入試という仕組みに対する問題提起が明らかになっていく点もとてもよくできていました。それとこちらも台詞回しが秀逸でした。本作は最初から最後まで「説明」で成立しているといってもよい純台詞劇なんだけれども、ほとんど混乱することがなかったのは特筆すべきことだと思います。私は一つ一つの台詞が登場人物の実感としての説明になっているからだと分析しているのですが、実のところまだよくわかっていません。脚本家としての湊かなえさんはテレビドラマの常識にかからない表現力を発揮してくれました。

ジャニスカ的最優秀監督賞
 是枝裕和
(『ゴーイング マイ ホーム』)
 
 <優秀監督賞>
平山秀幸
(『ヒトリシズカ』)
 

【 演出 】 『ゴーイングマイホーム』の演出は、一言では表せないぐらい複雑な意図が介在していて、真正面から論じようとすると大変な労力と時間を要することになるので、今回は楽をさせていただいて一点だけ触れておきたいと思います。是枝演出でもっとも特徴的だったのは、テレビドラマではタブーとも言える「間」の表現を重視した点ではないでしょうか。これは映画では当たり前のように用いられている演出手法なのですが、「わかりやすいテレビドラマ」が大好物の人たちにはこの「間」がなんとも馴染めなかったみたいです。本作の第1話は2時間の拡大版だったのですが、詰め込こもうと思えば1時間にできる内容だったと思います。しかしそれでは何の意味もなくなってしまうということは、最後までご覧になられた方にはよくお分かりいただけたと思います。放送時にもつぶやいたのですが、このドラマはそこにある空気感によってあらゆる人間関係を定義しようとしていたんだと思います。あの「間」が目に見えないものを映しているということに気がついた人だけが、このドラマを最後まで観たということになるのでしょう。今クールは映画監督二人にやられてしまったということにテレビのディレクターは奮起しなければなりません。『高校入試』の星護監督が一矢報いてくれたのが救いでした。

ジャニスカ的最優秀主演男優賞 ジャニスカ的最優秀助演男優賞
阿部寛
(『ゴーイング マイ ホーム』)
 夏八木勲
(『ゴーイング マイ ホーム』)
<優秀主演男優賞>
伊藤淳史
(『猿飛三世』)
 <優秀助演男優賞>
西田敏行
(『ゴーイング マイ ホーム』)

【 男優 】 俳優賞も当然のことながら、『ゴーイングマイホーム』の一人勝ちということになります。今年は映画でもたくさん拝見しましたけど、阿部寛さんの安定感というのは本当にすごいですね。作品によっていろいろな顔を見せくれる俳優さんですが、特に「結婚できない男」に代表される世間ずれしている役で本領を発揮します。時代と価値観のズレをコミカルに描いた「テルマエ・ロマエ」という映画はまさに阿部さんのそういう部分をうまく引き出した作品なのではないでしょうか。というわけで『ゴーイングマイホーム』のCMクリエイターという役柄も絶妙な職業設定だったなと感じています。お菓子のCMに高田純次を起用してあのCFを生み出してしまう発想は、凡人には辿り着けませんからね。夏八木勲さんと西田敏行さんの名優お二人は、やっぱり素敵でした。夏八木さんは最後の台詞「くだらないな」が本当に心に染みました。西田敏行さんはクーナの足跡をつけた後におまわりさんに対して屁理屈をこねているシーンが西田さんらしくてとても印象に残っています。『猿飛三世』(NHK)の伊藤淳史くんはアクションもできるとなれば、ますます珍しいタイプの俳優さんということになります。

ジャニスカ的最優秀主演女優賞 ジャニスカ的最優秀助演女優賞
夏帆
(『ヒトリシズカ』)
 宮﨑あおい
(『ゴーイング マイ ホーム』)
<優秀主演女優賞>
長澤まさみ
(『高校入試』)
本仮屋ユイカ
(『そこをなんとか』)
  <優秀助演女優賞>
山口智子
(『ゴーイング マイ ホーム』)
蒔田彩珠
(『ゴーイング マイ ホーム』)

【 女優 】 『ヒトリシズカ』の夏帆ちゃんは飛び抜けて素晴らしかった。本作の彼女は徹底的に無表情を貫いていて、何を考えているのか皆目見当がつかない不気味さを見事に表現していました。実の父親を射殺するときですらその表情を変えることはないわけです。でも最終回だけは一転してその無表情の中に表情が垣間見えるんですね。その瞬間の感動は、表情と感情の乖離が大きいだけに未だかつて味わったことがないような性質のものとして襲ってきました。映画的な表現力を兼ね備えた女優さんだと思うので、今度はスクリーンで拝見したいです。長澤まさみちゃん(『高校入試』)と本仮屋ユイカちゃん(『そこをなんとか』)は似たタイプの女優さんだと思います。それぞれに新境地だったと思うのですが、いつのまにかコメディからシリアスまで何でもできる女優さんになっていたようです。二人とも台詞に役柄の気持ちを乗せるのがとても上手でした。宮﨑あおいちゃん(『ゴーイングマイホーム』)がテレビドラマに出てくるともはやほぼこういうことになると思います。あおいちゃんの場合、あの若さですでに「上手い」を通り越していて、存在そのものが何かを語るレベルに到達しているんですよね。特に第8話における女心を垣間見せる一連の感情表現が素晴らしかったです。山口智子さん(『ゴーイングマイホーム』)は最初から是枝作品の世界観に違和感なく溶け込んでいました。私は「もう誰も愛せない」で吉田栄作さんに足を舐めさせていた山口智子さんの姿に衝撃を受けた世代なので^^;、久しぶりにお芝居を拝見できてうれしかったです。娘役を演じた蒔田彩珠ちゃんのお芝居は、ほとんど是枝演出の賜物ではあるのですが、それにしても近年の子役の中では、単に「かわいい」などという表面的な評価とは別次元で際立った存在感を示していたし、テーマ表現にも大きく貢献していました。

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2012年第3四半期のドラマ (2012-09-30)

2012年第2四半期のドラマ (2012-06-30)
2012年第1四半期のドラマ (2012-03-29)
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2012年の映画 [映画レビュー]

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ReleaseTitleDistributed byCastScreenplayDirectorMy Rating
17カルテット!松竹高杉真宙 剛力彩芽鬼塚忠三村順一★★★☆☆
14ロボジー東宝五十嵐信次郎 吉高由里子矢口史靖矢口史靖★★★★
14ヒミズギャガ染谷将太、二階堂ふみ園子温園子温★★★★
14はさみ hasamiアート・ポート池脇千鶴、徳永えり光石富士朗光石富士朗★★★★★
28麒麟の翼東宝阿部寛、新垣結衣櫻井武晴土井裕泰★★★★★
28しあわせのパンアスミック・エース原田知世、大泉洋三島有紀子三島有紀子★★☆☆☆
24東京プレイボーイクラブスタイルジャム大森南朋 臼田あさ美奥田庸介奥田庸介★★★★
4荒川アンダー ザ ブリッジソニー・ピクチャーズ林遣都 桐谷美玲飯塚健飯塚健★★★☆☆
4マメシバ一郎AMG佐藤二郎 臼田あさ美永森裕二亀井亨★★★☆☆
11はやぶさ~遥かなる帰還~東映渡辺謙、江口洋介西岡琢也瀧本智行★★★★
11キツツキと雨角川役所広司、小栗旬沖田修一沖田修一★★★★
18アフロ田中ショウゲート松田翔太、佐々木希西田征史松居大悟★★☆☆☆
18セイジ-陸の魚-ギャガ=キノF西島秀俊、森山未來龜石太夏匡伊勢谷友介★★☆☆☆
18生きてるものはいないのかショウゲート染谷将太、高梨臨前田司郎石井岳龍★★★★
32戦火の馬 [米]WDSJJ.アーヴァインL.ホールS.スピルバーグ★★★★★
3ドラえもん のび太と奇跡の島東宝水田わさび、大原めぐみ清水東楠葉宏三★★★☆☆
3LIAR GAME -再生-東宝松田翔太 多部未華子岡田道尚松山博昭★★★☆☆
3私の叔父さんマジカル高橋克典、寺島咲細野辰興細野辰興★★★☆☆
10おかえり、はやぶさ松竹藤原竜也、杏金子ありさ本木克英☆☆☆☆
10RIVERギャンビット蓮佛美沙子吉川菜美廣木隆一★★★☆☆
17僕等がいた 前篇東宝生田斗真、吉高由里子吉田智子三木孝浩★★★☆☆
17種まく旅人~みのりの茶~ゴー・シネマ陣内孝則、田中麗奈石川勝己塩屋俊★★★☆☆
24僕達急行 A列車で行こう東映瑛太、松山ケンイチ森田芳光森田芳光★★★☆☆
421ももへの手紙角川美山加恋、優香沖浦啓之沖浦啓之★★★★
21僕等がいた 後篇東宝=AA生田斗真、吉高由里子吉田智子三木孝浩★★☆☆☆
21モンスターズクラブファントム・フィルム瑛太 窪塚洋介豊田利晃豊田利晃★★★★
28テルマエ・ロマエ東宝阿部寛、上戸彩武藤将吾武内英樹★★★☆☆
28HOME 愛しの座敷わらし東映水谷豊、安田成美金子成人和泉聖治★★★☆☆
28わが母の記松竹役所広司、樹木希林原田眞人原田眞人★★★★★
55宇宙兄弟東宝小栗旬、岡田将生大森美香森義隆★★★☆☆
12ポテチショウゲート濱田岳 木村文乃中村義洋中村義洋★★★★
12貞子3D角川石原さとみ 瀬戸康史藤岡美暢英勉★★☆☆☆
12レンタネコスールキートス市川実日子荻上直子荻上直子★★★☆☆
26ガール東宝香里奈、麻生久美子篠﨑絵里子深川栄洋★★★★
62外事警察 その男に騙されるな東映=SDP渡部篤郎古沢良太堀切園健太郎★★★★
211.25自決の日若松プロ井浦新、満島真之介掛川正幸若松孝二★★★☆☆
4グッドカミングソニー・ミュージック松坂桃李 上間美緒村上桃子月川翔★★★☆☆
9ホタルノヒカリ東宝綾瀬はるか、藤木直人水橋文美江吉野洋★★☆☆☆
9シグナル 月曜日のルカショウゲート三根梓 西島隆弘小林弘利谷口正晃★★☆☆☆
9オードリーキュリオスコープ笠原美香 暮浩平勝又悠勝又悠☆☆☆☆
16愛と誠角川=東映妻夫木聡、武井咲宅間孝行三池崇史☆☆☆☆
16東京無印女子物語ベストブレーン谷村美月、柳めぐみなるせゆうせい大九明子★★★☆☆
16からっぽガフ清水尚弥 平愛梨横川僚平草野翔吾★★★☆☆
23バルーンリレー東京テアトル刈谷友衣子藤村享平藤村享平☆☆☆☆
30臨場 劇場版東映内野聖陽尾西兼一橋本一★★★☆☆
77グスコーブドリの伝記WB小栗旬、忽那汐里杉井ギサブロー杉井ギサブロー★★★☆☆
7スープ~生まれ変わりの物語~東京テアトル生瀬勝久、小西真奈美大塚祐吉大塚祐吉★★★☆☆
13BRAVE HEARTS 海猿東宝伊藤英明 加藤あい福田靖羽住英一郎★★☆☆☆
14苦役列車東映森山未來いまおかしんじ山下敦弘★★★★
14ヘルタースケルターアスミック・エース沢尻エリカ金子ありさ蜷川実花★★☆☆☆
14ぱいかじ南海作戦ティ・ジョイ阿部サダヲ細川徹細川徹★★★☆☆
24おおかみこどもの雨と雪東宝宮﨑あおい、大沢たかお奥寺佐渡子細田守★★★★★
28ギリギリの女たちブラウニー渡辺真起子 中村優子小林政広小林政広★★★☆☆
84アナザー Another東宝山﨑賢人、橋本愛田中幸子古澤健★★☆☆☆
4かぞくのくにスターサンズ安藤サクラ、井浦新ヤン・ヨンヒヤン・ヨンヒ★★★★★
11桐島、部活やめるってよショウゲート神木隆之介、橋本愛喜安浩平吉田大八★★★★★
25あなたへ東宝高倉健、田中裕子青島武降旗康男★★★★★
25るろうに剣心WB佐藤健、武井咲藤井清美大友啓史★★☆☆☆
25闇金ウシジマくんSDP山田孝之福間正浩山口雅敏★★★★
91ひみつのアッコちゃん東宝綾瀬はるか、岡田将生山口雅俊川村泰祐★★★☆☆
1最強のふたり [仏]ギャガF.クリュゼ O.シーO.ナカシュE.トレダノ★★★★★
8夢売るふたりアスミック・エース松たか子、阿部サダヲ西川美和西川美和★★★★
13トリハダ 劇場版クロックワークス谷村美月三木康一郎三木康一郎★★★☆☆
15天地明察角川=松竹岡田准一、宮﨑あおい加藤正人滝田洋二郎★★★★
15鍵泥棒のメソッドクロックワークス堺雅人、香川照之内田けんじ内田けんじ★★★★★
29BUNGO ささやかな欲望
見つめられる淑女たち
角川石原さとみ 宮迫博之菅野友恵冨永昌敬★★★☆☆
29BUNGO ささやかな欲望
告白する紳士たち
角川橋本愛 リリー・フランキー大森寿美男関根光才★★★☆☆
106ツナグ東宝松坂桃李、樹木希林平川雄一朗平川雄一朗★★★★
6新しい靴を買わなくちゃ東映中山美穂、向井理北川悦吏子北川悦吏子★★★☆☆
6アウトレイジ ビヨンドWB=オフィス北野ビートたけし北野武北野武★★★☆☆
20希望の国ビターズ・エンド夏八木勲、大谷直子園子温園子温★★★☆☆
20ペンギン夫婦の作りかたプレシディオ小池栄子、王傳一アサダアツシ平林克理★★★☆☆
27終の信託東宝草刈民代、役所広司周防正行周防正行★★★★★
112のぼうの城東宝=AA野村萬斎、佐藤浩市和田竜犬童一心★★☆☆☆
3北のカナリアたち東映吉永小百合那須真知子阪本順治★★★★★
3黄金を抱いて翔べ松竹妻夫木聡、浅野忠信吉田康弘井筒和幸★★★☆☆
17その夜の侍ファントム・フィルム堺雅人、山田孝之赤堀雅秋赤堀雅秋★★★★
17ふがいない僕は空を見た東京テアトル永山絢斗、田畑智子向井康介タナダユキ★★★★★
23綱引いちゃった!東宝井上真央 玉山鉄二羽原大介水田伸生☆☆☆☆
23カラスの親指20世紀FOX阿部寛、村上ショージ伊藤匡史伊藤匡史★★★★
23ぼくが処刑される未来東映福士蒼汰、関めぐみ長谷川圭一小中和哉★★☆☆☆
24女子カメラ佐世保映画社光宗薫向井宗敏向井宗敏★★☆☆☆
128今日、恋をはじめます東宝松坂桃李、武井咲浅野妙子古澤健★★☆☆☆
15グッモーエビアン!ショウゲート麻生久美子、大泉洋鈴木謙一山本透★★★★
22大奥永遠~
[右衛門佐・綱吉篇]
松竹=AA堺雅人 菅野美穂神山由美子金子文紀★★★☆☆
 ※ 脚本担当者が複数いる作品については、トップクレジットを表記している。

ジャニスカ的最優秀作品賞
  おおかみこどもの雨と雪 
(細田守監督)
 
 <優秀作品賞>
『終の信託』
(周防正行監督)

『桐島、部活やめるってよ』
(吉田大八監督)
 

2年連続でアニメになってしまいました。でも作り手の生身の感情が篭っている映画はすごいですよ。表現者は作品を通じて自分をさらけ出すことを躊躇してはならない。作品に自分が投影されていることを恥ずかしいと思ってはならない。細田守監督が、そのような作り手の態度は当たり前のことであり、鑑賞者にも作り手が晒した生々しい感情から目を逸らさずに真正面から受け止めて欲しい、という旨の発言をツイッター上でしていて、私は大変な感銘を受けてしまいました。作り手が身を削った映画こそが観る者の感動を獲得する資格があるというのはある種の常識だと思うのですが、そこに「堂々と恥部を晒す」という感覚が加わると、受け手は沈黙するしかないほどの説得力が生まれてくるような気がします。『おおかみこどもの雨と雪』は、こちらが恥ずかしくなるほど、細田監督の母親に対するピュアな想いが詰まった映画だと思います。

ジャニスカ的最優秀監督賞
 吉田 大八
『桐島、部活やめるってよ』
 
 <優秀監督賞>
細田 守
『おおかみこどもの雨と雪』
周防 正行
『終の信託』
 

日本映画ファンを自認する立場としては、『桐島、部活やめるってよ』のような意欲的かつ野心的な作品にスポットライトを当てたいという思いが常にあります。ご覧になられた方には一目瞭然だと思うのですが、今作は特異な演出手法で成立している作品で、青春映画の中にミステリーのようなテイストを見事に同居させています。映画館では1度しか観ることができなかったのを残念に思っていて、レンタルされたら真っ先に細部を確認するつもりです。

ジャニスカ的最優秀脚本賞
 周防 正行
『終の信託』
 
 <優秀脚本賞>
内田 けんじ
『鍵泥棒のメソッド』
奥寺 佐渡子/細田 守
『おおかみこどもの雨と雪』
 

『終の信託』は周防正行監督が公言しているとおり、人を愛するということがテーマの作品なんだけれども、それ以上に強烈なメッセージというか問題提起を受け取ったような感覚があります。人としての当たり前の感情とあらゆる感情を排除することを前提として成立している法律がぶつかり合う時、我々が生きている社会では法律が優先されるということを我々はよく知っておかなければならないと思います。本作は人を愛するという血の通った感情を冷徹な法律と対比させて描いた「愛の物語」です。

ジャニスカ的最優秀主演男優賞
 森山 未來
『苦役列車』
 
 <優秀主演男優賞>
堺 雅人
『鍵泥棒のメソッド』/『その夜の侍』
阿部 サダヲ
『夢売るふたり』
 

『苦役列車』は私小説を映像化したという特殊な作品なので、これまでの経験値を生かせないという意味で、役作りは難航を極めたのではないかと想像しています。映画の主演俳優が体現するものとは、結局は多かれ少なかれ普遍的な感情に落とし込む作業になってくると思うのですが、本作の主人公は最初から最後までこの世界に存在するたった一つの感情に突き動かされて行動するような人物ですから、常識に捕らわれない役作りが要求されたと思います。というわけで「共感」とは無縁のお芝居だったのですが、その役柄の存在感に嘘や矛盾を感じることなく鑑賞できたという点は、やはり俳優の力量でしか説明できないように思います。

ジャニスカ的最優秀主演女優賞
 草刈 民代
『終の信託』
 
 <優秀主演女優賞>
松 たか子
『夢売るふたり』
宮﨑 あおい
『おおかみこどもの雨と雪』
 

作品そのものが興行的に振るわなかったということもあるのかもしれませんが、『終の信託』の草刈民代さんのお芝居がそれほど話題になっていないのを不思議に思っています。と言いつつも、どのように賞賛すればよいのか具体的な言葉が浮かばないというもどかしい思いをしております。それは草刈さんの女優としてのキャリアが異色だからということもあるのかもしれません。草刈さんのお芝居を見るのはほとんど「Shall We ダンス?」以来ですから。女優としても人間としても無垢な人が、周防監督の意思の下、見事に役に染まっていったような印象を持っています。

ジャニスカ的最優秀助演男優賞
 役所 広司
『終の信託』
 
 <優秀助演男優賞>
大沢 たかお
『おおかみこどもの雨と雪』/『終の信託』

森山 未來
『北のカナリアたち』
 

こちらはすでにいろんなところで評価されていますが、『終の信託』で役所広司が演じたぜんそく患者は、どうしてそんな芸当ができてしまうんだろうというぐらいの鬼気迫ったリアリティがありました。私は「呼吸をできない苦しさ」というものをこの映画を観るまで想像もしたことがなかったのですが、役所広司さんの苦悶の表情を見てぜんそくという病気の真実を見た気がしました。一流の俳優さんは役作りの過程を観る者に想像させないですよね。いきなり「真実」を提示してきます。

ジャニスカ的最優秀助演女優賞
田中 裕子
『あなたへ』
<優秀助演女優賞>
宮﨑 あおい
『わが母の記』/『天地明察』/『北のカナリアたち』
橋本 愛
『桐島、部活やめるってよ』/『ツナグ』

私は『あなたへ』で田中裕子さんが演じた役というのは、主人公以上に波乱万丈の人生だったと思うのです。一言で表現すれば獄中の恋人を何年も待ち続けた童謡歌手という役柄だったのですが、むしろそれしか情報がなかったとも言えます。それでもどういうわけか彼女の人生を想像できてしまうんですね。というよりそこに思いを馳せたくなってなってしまう。これは田中裕子さんの佇まい、あるいは台詞の端々に感じられる優しさのようなものが、彼女の人生に対する我々の興味を駆り立てるからなんだと思います。

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  • e97h0017e97h0017個人的には春山先生の肩に手を置いたカットでピンと来た。星護演出はきわめて暗示的だ。12/27 18:51
  • e97h0017e97h0017春山先生が釈明するシーンで彼女が最初に発する「質問返しは反則かもしれないけど」という台詞、うまく説明できないんだけど、すごいなぁと思うんだよな。春山先生が我々が考えていたような人物ではないということを開口一番、この台詞一発で表現し切るような「引っ掛かり」のある巧妙な台詞だと思う。12/27 18:57
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  • e97h0017e97h0017やっぱり「家政婦のミタ」と「純と愛」は根底でつながっているような気がするんだよなぁ。「純と愛」はまだ中間地点だし、今のところはそんな気配は微塵もないが、否が応にもこれに匹敵するカタルシスを期待してしまう。12/28 18:28
  • e97h0017e97h0017@hisapiyoko こんばんは。いつも私のつぶやきをお読みくださりありがとうございます。。。「家族の崩壊と再生」というおおまかな部分での共通点は確実にありますよね。それと登場人物の名前に意味が込められているのが遊川作品の特徴ですから、「晴海」にも当然意味付けはあるでしょうね。12/28 19:04
  • e97h0017e97h0017@hisapiyoko 「純と愛」の場合、登場人物の性格(本性)とは真逆のことを意味する名前がついているらしいです。そういう観点で言えば純の母親の名前は「晴れ渡った石垣の海」とはかけ離れた鬱屈した心情を抱え続けて生きているということを意味しているのかなと私なりに解釈していました。12/28 19:07
  • e97h0017e97h0017風間俊介くんの「鈴木先生」という作品世界に対する理解度および役の解釈というのは只者じゃないよな。彼はあの若さで物事の核心を知ってるんだよ。あらゆる作品に対して常にそういうマインドで臨んでいるとすれば、彼がこれまで表現してきたものにも納得するしかない。長谷川博己さんと話が合いそう。12/28 19:38
  • e97h0017e97h0017『ボクらの時代』、長谷川博己×でんでん×古沢良太の回。古沢さんの話を直に聞けたのは嬉しいなぁ。徹子の部屋の健さんの話に代表されるように日常に向けられた視点がすごいんだよ。視聴率そのものには懐疑的でありながら高視聴率ドラマを手がけてみたいというアンビバレンスな発想もクレバーだよな。12/28 20:20

ただいま - JUJU [音楽]

「ゴーイングマイホーム」(関西テレビ=テレビマンユニオン)というドラマを観終わった後、この曲とこのプロモーションビデオを思い出した。このドラマは、古今東西、あらゆる表現手段で描かれてきた限りなく普遍的なテーマを、究極的に洗練された方法で描き出すことに成功したんだと感じている。たとえば、本楽曲が主題歌として使用されたドラマ「もう一度君に、プロポーズ」(TBS=共同テレビ)と「ゴーイングマイホーム」のテーマそのものにどれほどの差があると言えるだろうか。違いがあるとすれば表現手法でしかないんだと思う。同じテーマの作品と比べるまでもなく、「ゴーイングマイホーム」の表現は圧倒的なクオリティだったという結論がおのずと導き出されるだろう。レベルの高い表現とは、受け手にもそれなりの視聴態度を要求するものだ。

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